生徒が私たちの子であるなら、心には激情が、目には軽蔑が、口には傷つける言葉がないように。
[No.85 こどもとともに]
「若者を育てるドン・ボスコのことば」123頁
叱ったり、指導したりする際の心得として、ドン・ボスコがしばしば強調した勧めです。ドン・ボスコは、人の心の動きを敏感に感じ取る深い洞察力をもっていました。特に子どもたちがいかにもろく、傷つきやすい存在であるか、一人ひとりと向き合いながら、その気持ちが手に取るようにわかっていたのです。大人の厳しすぎる一言、皮肉、目つき、そういったものが子どもの心に一生の傷跡を残すことがあります。やむをえず罰する時も、愛をもって、愛が伝わるように、というドン・ボスコの心です。