ちょっとした勇気、
あらゆる犠牲を耐え忍ぶ覚悟、
そして深い愛情が必要です。

[No.12 はじめる]

Memorie Biografiche3,p52

解説

司祭になってまもなく、ドン・ボスコはカファッソ神父の勧めで
刑務所に通い始めます。格子の向こうにいる大勢の若者たちの姿
に胸をしめつけられ、神の教えを話すだけでなく、1対1で彼ら
と話し合うように努めました。はじめ彼らの拒絶反応はすさまじ
く、ひどい暴言にも耐えなければなりませんでした。でも少しず
つ不信をやわらげ、友人どうしとして話し合えるようになり、哀
れな生い立ち、屈辱的な境遇、彼らを凶暴にさせる怒りがわかっ
てきました。若者たちへの深い愛情がドン・ボスコを揺り動かし、
彼らために生涯を賭けて働こうと決意したのです。