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更新 7月26日

オーストラリア研修(第1週)

日本語 /  英語(English)

第1週
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7月20日(火) 前日


7月21日(水) 12:00、関西国際空港からオーストラリアのパースに向けて、国際コースの生徒41名と引率の教員3名が出発します。
現地では、マーセデス校での語学研修や交流をはじめ、3週間にわたって多くのプログラムが準備されています。
これから、日を追ってその様子を紹介していく予定です。




パース 大阪
最高 20.8 33.5
最低 9.8 24.8
天候 くもり
7月21日(水) 出発の日


いよいよオーストラリアのパースに向けて出発する日がやってきました。
引率の教員3名と国際コースの生徒41名が関西国際空港に集合し、学校長から激励の言葉をもらいました。
その後、予定通り正午、日本を発ちシンガポール経由でオーストラリアに向かいました。

出発を前に学校長から激励の挨拶
出発を前にしても、いつものように明るく和やかな生徒たち




パース 大阪
最高 19.0 34.0
最低 5.5 27.0
天候 はれ
7月22日(木) 2日目

今日の早朝(午前1時頃)パース空港に到着し、これからオーストラリアでの3週間にわたる生活が始まりました。

現地からの報告です。

 22日(木)、10時にホテルを出てバスで市内観光をしました。非常に良い天気でまず生徒たちはキングス公園のあまりの景色の良さにため息をついては、カメラに向かって何度もピースを繰り返していました。今日添付する写真はそのときの1シーンです。その後高級住宅街でまたため息をつき、インド洋の緑色の海原を前に立ちつくしては少しずつオーストラリアにやって来た実感が湧いてきたようでした。
 マーセデス校には午後2時頃着き、副校長先生と生徒会長に学校を案内してもらった後、城星の一人一人の生徒のパートナーになってくれるマーセデスの生徒一人一人が紹介されました。これからは二人ずつがペアになって学校生活を送ることになります。具体的な異文化交流です。マーセデス校の教育的配慮に頭が下がる思いです。エドワードカレッジの先生、日本人の現地での案内役の通称マコさんも出迎えてくれました。 
 3時頃にホームステイ先の家族の方が迎えにきました。生徒たちは真剣に彼らの話に耳を傾けていました。まだ十分に聞き取れない生の英会話を耳にして、着いたばかりで疲れている筈なのに皆表情が生き生きしていました。彼らは皆元気です。




パース 大阪
最高 22.0 33.4
最低 7.0 26.3
天候 くもり
7月23日(金) 3日目


パースにあるマーセデス校での生活が始まりました。

現地からの報告です。

 今日からいよいよマーセデス校での本格的な研修が始まりました。朝生徒全員が大きな部屋に集められてマーセデスの校長先生の指揮で簡単な入校式がありました。本校の生徒代表が一生懸命に覚えてきた英語で挨拶をしました。緊張のあまり途中少しつまったところもありましたが、それ以上に一生懸命さが皆に伝わって大きな拍手がわきおこりました。
 校長先生からの激励のスピーチの後、エドワード・カレッジから派遣された3人の女性英語教師による語学研修のためのガイダンスがあり、生徒が三つのグループに分けられることになりました。
 グループ分けのテストとしてペーパーテスト、ヒアリングテスト、英語の先生との1対1の会話力テストが行われました。月曜日にその結果が発表され、3教室に分かれて段階に応じた指導が行われます。 また3週間分の指導テキストも一人一人に配布されました。
 写真はクラス分けのための会話力テストの様子です。
午前中の残りの時間は、英語で書く日記の表紙作りをしました
 
 午後からはパースの繁華街に繰り出し、まず銀行でトラベラーズチェックを現金に換えたり、大きなお札を小銭に換えてもらったりした後、小さなショッピングを楽しみました。絵はがきや本、音楽のCDといった類のものです。ベンチに腰掛けているのは、このときの1場面です。
 マーセデスに3時20分頃に帰って諸注意を聞いた後、生徒たちはそれぞれのホームステイ先に帰っていきました。 瞬く間に一日が過ぎましたが、同時に生徒たちは最初の壁に直面し始めています。
 一つは英会話力の壁です。ホームステイ先の家族やマーセデスの生徒が話しかけてくる英語が聞き取れない、単語の意味がわからない、その意味を知るのにどう聞いたらよいのかわからない、といった英語でのコミュニケーションがうまくとれない悩みです。日本にいた時にはすぐに日本語で解説してもらったり、友達に聞いたり、文句を言ったりして自分のペースでその場をしのぐこともできましたが、こちらでは自分の英語力以外に自分を助けてくれません。逃げ場のない苦闘の始まりです。
 もう一つの壁は食生活の違いです。熱いみそ汁や温かいご飯に親しんできた日本の生徒にとっては、牛乳かコーヒーとパン類、甘いお菓子だけの朝食、あるいはサンドイッチばかりの昼食はは馴染みにくいものです。
 たった一日を過ごしただけで、中には「ああ、もう日本に帰りたい」「朝から英語ばかりはいややー」「二人でホームステイしている子がうらやましい」などといった弱音も聞こえて来ましたが、生徒たちは今文字通り身をもって異文化交流の意味や国際人になるための条件といったようなことを切実に考え始めているようです。 



パース 大阪
最高 25.4 33.6
最低 4.8 27.5
天候 はれ
7月24日(土)  4日目


今日、明日は学校はお休みで生徒はホームステイ先で2日間を過ごします。
今日はパースの街のようすが報告されてきました。

 今日の昼過ぎにパースの中心街に出てみました。日差しがまぶしく温かいといった感じです。半袖の人が多く、さながら日本の夏に戻ったのかと錯覚するくらいです。けれども一日の寒暖の差は激しく夜には結構冷え込むので、薄着だけというわけにはゆきません。 パースでの一般の人の交通手段は主にバスです。パース市内はレッドキャット(赤猫)、ブルーキャット(青猫)、ブラックキャット(黒猫)と呼ばれる3種類の無料バスがそれぞれ決まったコースを走っていって切符も要らずに乗れるので大変便利です。もちろん郊外に出るバスは有料です。パース全体は120万を超す大都市ですが、中心となる市街地は歩いて散策することができます。車もたくさん走っていますが、半分以上は日本車です。


 パースの街は金曜日の夜からくつろぎのムードが漂います。普段は6時に閉まる店も遅くまで開いていて、週末を楽しもうとする人たちが街に繰り出してきます。土曜日の昼過ぎには人通りに人が溢れ、家族連れの姿が目立ちます。写真は、カフェの前でくつろいでいる人たちと、一人悦に入っている街角の芸人のショットです。 
 パースには工場の煙突や大きな作業場、あるいは農場といったものは見あたりません。水産業と観光業以外にこれといった産業をもたない西オーストラリア州は州をあげて観光客の誘致に力を入れているそうです。ただ現地日本人コーディネーターのマコさんの話によると、パース近海の世界最大級の珊瑚礁が除々に死滅し始めているそうです。原因は海洋汚染です。世界の海は一つに繋がっていて、パースの人たちはあまり気づいてはいないそうですが、どこかの国から流れてきた公害物質が世界でも最も美しい海の海底を浸食し始めています。


 パースの冬の夜は早く暮れてゆきます。生徒たちはホームステイ先の家族があまり早く寝てしまうのにびっくりしていました。生徒の中には、「起きていれば起きていたで英語で話しかけてくる。寝たふりをしていると病気にでもなったではないかと心配して英語で話しかけてくる。困ったもんだ」と勝手なことを言っている人もいました。写真は、街中の路地で見た静かなショッピング街です。



パース 大阪
最高 23.2 34.0
最低 7.2 27.6
天候 くもり
7月25日(日)  5日目


今日は日曜日、それぞれのホームステイ先でどのような休日を過ごしているのでしょうか。

現地からの報告です。

 生徒たちは今日も一日中ホームステイの家族と過ごしています。今日は朝10時にマーセデス校のすぐ隣にあるカテドラル(大聖堂)のミサに行って来ました。抑制の利いた美しい混声合唱の讃美歌と良く堂内に響き渡る司祭の声は、心の底に染み渡って来るようでした。 1829年に人々がパースに入植して以来、その不安な心や悲しみを癒し、安らぎを与え続けてきた心地よい静寂がそこにありました。彼らは週に一度、同じ場所に集うことによって、決して自分が一人ではないということを確認し合っているかのようでした。

 夕方、2人の信者の生徒も、それぞれのホームステイ先に頼んでのこのカテドラルのミサに連れていってもらったそうです。
 夕方、パースの市街地から電車で30分程離れたフリーマントルに足を延ばして市場を散策しましたが、途中パース駅にもフリーマントル駅にも改札口はありませんでした。町の人たちは自動販売機で切符を買って勝手に電車に乗り込んでゆきます。電車の壁には「子供は大人のために立っていなさい。そうでなければ大人の料金を払いなさい」という張り紙がありました。信頼と厳しさの同居というパースの一面をそこに見ました。

 さて、二日間のホームステイ先での家族との英語だけでの生活を終え、明日、生徒たちはどんな顔をしてマーセデスに登校してくるでしょうか。



パース 大阪
最高 19.0 35.4
最低 12.0 25.6
天候 くもり
7月26日(月) 6日目



土曜、日曜と2日間をホームステイ先で過ごした生徒たちが、マーセデス校にやってきます。
どんな様子なのでしょうか。英語の会話はうまく通じたでしょうか。

 今日生徒たちが一体どんな顔をしてやって来るのかと内心心配しながら登校すると、信じられない光景が待っていました。「ヘイ、ティーチャー!」といつも以上に明るい生徒の声。それでも恐る恐る「ホームステイはどうだった?」と聞いてみると、「もう最高、快適!」「ホームステイの人はいい人ばっかりや、一日で慣れてもうたわ、なあ」という答えが異口同音に返ってきました。
 不思議なくらい、誰一人としてホストファミリィの不満をいう生徒はいませんでした。「英語もだいぶ聞き取れるようになってきたよ」「電話を借りるのに、May I use your telephone ?って聞いたら、ヴェリィ グッド! って、みんなにごっつい誉められたわ」。おとなしい生徒が「だいぶ英語では話したよ」。 2日前のように、「もう日本に帰りたい」とか「不安や」という生徒は今日は一人もいません。
 夜、マーセデス校でのダンス・パーティにホストシスターと一緒に行った話。田舎にホストファミリーと一緒に車で旅行して、野生のカンガルーを轢きそうになって「ギャー、助けてー」と叫んでそのカンガルーを救って、「そしたらな、ホストファミリーのおっちゃんにありがとうって言われたよ」という話。自分で日本料理を作ってもてなした話。

 不安そうにしていた生徒の顔にいつもの生き生きした表情が蘇ってきました。若い生徒たちの適応力に脱帽です。
 午前中は各パートに分かれて英語の授業です。形容詞の語彙を増やす勉強をゲームを取り入れながら楽しそうにやっていました。
午後はフェリーに乗ってスワン川を横切り「パース動物園」に行きました。途中大雨に降られましたが、動物園に着くとからっと晴れ上がりました。



 ここで大阪の様子も少し報告しておきましょう。
1995年に神戸・淡路島をおそって大きな被害を出した「阪神・淡路大震災」、大阪にある本校も外見からはほとんど分かりませんが、建物の内部は地震の影響で被害を受けており、現在夏休みを使って大がかりな「耐震工事」が行われています。
 朝早くから、校庭に工事関係者の車がたくさんならび、巨大なクレーンが動いています。現在オーストラリアに行っている生徒たちが使っている校舎は外側をすっぽりとシートで覆われ、中からは工事の機械の音が聞こえてきています。



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